投資にはリスクがあります。
そして、そのリスクの大きさは投資の種類によって様々です。
では、最もリスクが大きくて、
ハイリスクハイリターンな投資は何なのか?
私の実体験も踏まえて、
ハイリスクハイリターンな投資商品をお教えしたいと思います。
ハイリスクハイリターン投資の条件
ハイリスクハイリターン投資の絶対的条件となるのがレバレッジです。
レバレッジとは、テコの原理をあらわす言葉で、
投資の場合、少ない資金にレバレッジをかけることで
資金よりも大きな金額の取引をすることが出来ます。
レバレッジでの取引は自分の資金よりも、大きな金額の取引が出来るということで
資金に対するリターンの割合が大きくなるのでハイリターンな投資となります。
ただし、自分の資金よりも、大きな金額の取引なので、
損失を出した場合の割合も大きく、最悪の場合、投資資金を失うだけでは済まず、
追証(おいしょう)と呼ばれる追加資金を入れなければならなくなります。
追証とは借金のようなもので、証券会社に対して損失分のお金を返済しなくてはなりません。
このように、資金が無くなる以上のリスクがあるハイリスクな投資でもあります。
よく、横領とかお金関連の犯罪をしてしまう人のきっかけが
投資で失敗したお金を取り戻すためだったという話をニュースで見たりしますが、
その場合は、間違いなくレバレッジをかけた取引をして大損しています。
犯罪者になってしまうほど、レバレッジをかけた投資はリスクがあるということです。
最もハイリスクな投資は何か?
では、レバレッジのかけられる投資で最もハイリスクな投資は何か?
2000年くらいの時代なら、
迷わず、FX!と答えていました。
2000年の当時のFXのレバレッジはえげつなく、
100倍とか、500倍までOKでした。
その後、2011年に国から規制がかかり、
FXのレバレッジは最大25倍となってます。
(これは日本の法律なので海外の口座なら今でも500倍とかできしまうんですが)
ということで今ではレバレッジに規制がかかっているので
最もハイリスクな投資からFXは外します。
FXの他にレバレッジをかけられる投資としては、
- 商品先物
- 指数先物
の2つの投資商品があります。
まず、商品先物について、商品先物はその名のとおり、
金、銀、大豆、とうもろこし、ガソリン、ゴムなど
様々な商品を投資対象としたものです。
金や銀などの商品は、日々、価格が変動しながら取引されています、
分かりやすいところで言うと、ガソリンスタンドのガソリンの価格って
けっこう頻繁に変わったりしますよね、
あれは先物取引による価格の変動が影響しているんです。
商品先物投資もFXのようにレバレッジをかけて取引するのですが、
レバレッジは扱う商品によって異なります。
例えば、金の場合、取引最小単位が1000gなので、
1gが4500円としたら、4500円×1000g = 4500000円となり
最低でも、450万円が必要となりますが、
レバレッジをかけることで、84000円の証拠金で取引することが出来ます。
(証拠金の金額は変動しますので目安です)
つまり、自分の資金に対して50倍近くのレバレッジがかかっていることになります。
投資効率としては、FXのレバレッジ25倍よりもリターンが大きく、
すなわち、リスクも大きい、ハイリスクハイリターンな投資と言えます。
次に指数先物の投資商品としては、
日経225先物、TOPIX先物、東証マザーズ指数先物などがありますが、
一番、メジャーで取引量も多いのが、日経225先物です。
日経225先物は、よくニュースなどで伝えられる日経平均株価に連動した先物商品です。
日本の株価全体が上がるか下がるかを予想して購入するので、
日経225先物を買っておいて、日経平均株価が上がれば、利益が出ることになります。
日経225先物もFXや商品先物と同様にレバレッジをかけて取引することができ、
例えば、日経225先物の最小単位は1000倍なので、
日経平均株価が16500円の場合、16500円×1000倍 = 16500000円となり、
最低でも1650万円の資金が必要となりますが、
レバレッジをかけることで、50万円での取引が可能となります。
(証拠金の金額は変動しますので目安です)
つまり、自分の資金に対して30倍近くのレバレッジがかかっていることになります。
投資効率としては、FXのレバレッジ25倍よりリターンが大きく、
商品先物の50倍よりはリターンが小さい投資と言えます。
最もハイリスクな投資はこれ!
これらの投資商品ごとのレバレッジの結果を比べてみると
2位 指数先物 レバレッジ 30倍
3位 FX レバレッジ 25倍
ということで
最もハイリスクな投資は、商品先物ということになりました。
レバレッジは諸刃の剣であることを肝に銘じて
投資商品を選ぶようにして下さい。